法人登記、ならびに、利用規約改定のお知らせ

平素より、datacompanyをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 
このたび、2024年12月2日(月)に法人化したこと等に伴い、利用規約を改定いたしましたので、お知らせいたします。

・規約改定について
改定日:2024年12月2日(月)
主な改定事項:datacompanyを「株式会社datacompany」としました。

改定後の規約については以下よりご確認いただけます。
規約

会社概要については以下よりご確認いただけます。
会社概要

今後ともdatacompanyをよろしくお願いいたします。

SalesforceとBigQueryを連携 プレビュー環境で年間200万円削減

SalesforceとBigQuery連携
プレビュー環境で年間200万円削減

・Cloud Data FusionからBigQuery Data Transfer Serviceに切り替え
・Cloud Data Fusionの年間コスト200万円を削減
※執筆当時の情報です。Basic月間利用費$1,100、為替レート150円で計算したものです

「SalesforceとBigQueryを連携したい」というご要望が多いことから、このページをご覧の皆様も、「あること」にお困りではないかと思います。

それは「連携コストが高すぎる」ことです。

Cloud Data Fusionは利用費が高い

SalesforceとBigQueryを連携する方法はいくつかありますが、最も簡単でメジャーな方法はCloud Data Fusionです。

Cloud Data Fusionは、外部ソースとGoogle Cloudを連携できるノーコードツールで、ETL / ELT パイプラインを簡単に構築できます。

Cloud Data Fusion公式

しかし、ノーコードで簡単にできるものの、本番運用に適したBasic以上の利用料は月間約$1,100~と高額で、$1=150円として月16.5万円、年約200万円もかかります。

しかもこの料金、連携するデータ量が0ゼロであっても発生します。それは、Cloud Data Fusionの仕組みに理由があります。

Cloud Data Fusionでパイプラインを構築するためには、最初にインスタンスを立てなければなりません。

皆様専用の仮想サーバをGoogle Cloud に1つ立てるようなものとイメージいただければと思います。

このインスタンスが時間課金となっており、連携するデータ量が0ゼロであっても料金が発生するというわけです。

Cloud Data Fusion料金公式

連携を開始してから、しばらくの間、たいていのお客様はデータ連携を自動化できたことで喜ばれます。

しかし、事前に料金のことをわかっていたとしても、Googleからの高額請求が続きますと、「コストカットできないものか・・・」とご相談をいただくケースが多いです。

過去には「毎月1日だけインスタンスを作り、データ連携後にインスタンスを削除できないでしょうか」といったご相談をいただいたこともありました。

しかし、その方法では、Salesforceのデータ鮮度が落ちてしまい、本業への影響が大きく、断念されておられました。

SalesforceとBigQueryを直連携!

2024年3月Googleは「BigQuery と Salesforce Data Cloud 間の双方向データ共有が一般提供開始」とリリースしました。

これにより、Cloud Data Fusionなしで、SalesforceとBigQueryを連携できるようになりました。

現在、この機能はプレビュー版として提供されており、料金も無料です。

パイプラインを切り替えるだけで、年間200万円のコストが削減できます。

プレビュー版とは、本番リリース前のテスト環境のようなものです。

プレビュー版にはGoogleのSLAもございませんが、現時点で問題なく稼働しており、Cloud Data Fusionに戻されたお客様は一社様もございません。

Googleプロダクトステージ公式

Google Cloud開発お承ります

datacompanyでは、お客様のご予算・環境に応じたクラウド開発を承ります。

お困りごとがございましたら是非ご相談ください。

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